ワインのテイスティング方法について

ワインの基礎知識

こんにちはロズレへようこそ!

本日はワインのテイスティングの方法について詳しく解説いたします!

テイスティングとは

まずはじめに、ワインにおけるテイスティングとは何かについてです。みなさん普段の生活で食事をする際、一つ一つの料理に対して、わざわざ味わいや香りなど、評価することはないでしょう。しかし、テイスティングとなると話は変わります。ワインであれば、目の前のワインが、どんなワインなのかを評価し、他人が聞いても納得してもらえる様に伝えなくてはいけません。もちろん、ここでは、あくまで主観的に判断するのが前提であり、形式的なコンテストでなければ、個人的な好みを言葉にしても良いでしょう。私は、テイスティングの意味として、2種類の意味があると考えています。1つ目はワインが健全かどうか、2つ目はテイスティングを通して得た気付きを共有する事です。一見簡単に見えますが、ワインを表現するのにはある程度の訓練が必要になります。しかし、決して難しい表現を使ったからと言って素晴らしいというわけではありません。他人が聞いて直感的に理解できなくては意味がないので。実はテイスティングの仕方には型があり、それを覚えてさえすればほとんどのワインを表現することができるんです!そんなテイスティングの型について簡単に説明します!

テイスティングの型について

テイスティングは国際的にみて順番があります。まずはこの順番を覚えてください!

1.外観 2.香り 3.味わい 4.評価

たったの4つです!この順番通りにコメントをしていきます!例えば、例を挙げると、ブルゴーニュのピノ・ノワール2019をテイスティングするとします。

1.外観

まずは外観、色を色調を見ましょう!今回は細かいことまでは表現しません。よく目を凝らすとボルドーの赤ワインよりも色が淡いのがわかります。また、淵(エッジ)の色は紫色で、熟成の進んだブルゴーニュワインではないことがわかります。

ここでは「外観は若々しく、明るいルビーレッド」と表現しましょう。

2.香り

次に香りです。ここで、忘れないでいただきたいのが、外観の印象です。外観では、若々しく、色の淡めの赤ワインであったということです。つまり、香りはきっと、古酒特有のきのこや腐葉土の様な香りや、濃い色味のワインの特徴である、完熟した果実の香りはしてこないであろう。ということを念頭に置いて、ある程度予測を立ててから香りを嗅いでください。これはなぜかというと、コメントに一貫性を持たせるためです。テイスティング はどうしても、その日のコンディションによって感じ方が異なることもあるでしょう。ここで、外観を無視して、その時々に感じたコメントをすると、説得力が落ちてしまいます。主観も大切ですが、コメントの方向性は統一するのがベターであるとおもいます。では話を戻すと、今回仮想でテイスティングした、ブルゴーニュのピノノワールのテイスティングコメントは若々しいピノノワールです。

ここでは「木苺の香りやブルーベリー、すみれ、ほのかに紅茶の香りを感じる」とします。また、樽をきかせていれば樽のニュアンスをコメントします。

香りはテイスティングの中でも比較的難しいと感じる箇所でしょう。なぜなら、香りを表現するためのボキャブラリーがインストールされていないからです。しかし、ご安心ください!これも少しの勉強である程度のコメントができる様になります!私がソムリエ2次試験を受験した際にお世話になった、おすすめの書籍のリンクを貼っておきますので、是非参考にしてください!

味わい

次に味わいです。ここで白ワインであれば、甘み、酸味、余韻の3つ。赤なら渋み(タンニン)を加えて4つが表現できればひとまずOKだと思います!

今回はまろやかな甘みでフレッシュな酸味、タンニンは控えめでキメの細かいテクスチャー。余韻はやや長め(5秒ほど)

ここでも細かい説明は省きますが、重要になってくるポイントとして、形容詞+味わいで表現すつことが大切!これは、実は外観や香りにも言えますが、味わいの表現に「〜な〜」という様に一言付け加えることで、よりそれらしいコメントに変わります。形容詞の部分もいくつかパターンがあるので是非さらっと勉強して見てください!手軽にタダでできるおすすめの勉強法として、各ワインメーカーの出しているテイスティングコメントを眺めるというのがあります。に多様なワインを比較するとなんとなくパターンが読めてきます!

評価

最後にワイン評価をします!ここでの評価は「78点のワイン!」という様に、点数をつけるのではなく(そうした評価方法もありますが)目の前のワインがどんな個性を持っていたのかを表します。例えば、今回のワインであれば「キメの細かいタンニンが心地よく、酸味と甘みのバランスの良いワイン。合わせるお料理はポークソテー。なぜならワインのもつ心地よいタンニンと、まろやかな甘みが、ポークの甘みや脂身と合うから」という様に、短くワインの特徴を述べた後に、お料理の提案までできたら面白いかと思います!

今ではグーグル検索が発達していますので、『ワイン品種+ペアリング』で調べたらいくらでもヒットします!ただし、ここでの大きな落とし穴としては、なぜそのワインとお料理が合うのかまで説明しているものがとても少ない点です!ご自身で検索する際は、根拠まで調べる癖をつけることがペアリングを考える上で上達するコツですので、是非参考にしてみてください!

まとめ

いかかでしたでしょうか?今回はワインのテイスティングの型についてお話ししました。おさらいすると、テイスティングは通常1.外観→2.香り→3.味わい→4.評価この順でコメントします。是非参考にしてみてください。また実際に練習する際は、お手本となる参考書を持っていると練習効果が倍増しますので私が実際に参考にしている書籍のリンクを残します!

是非、ワインに興味が出てきた方や、ワインの資格を取得をお考えの方はテイスティングの型をマスターして、ワインライフをより豊にお過ごしください!

ではまた!

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